15年になる。

ダンス部顧問として15年、過ぎようという今、まるで一瞬やな、と感じる。

県立高校で20年働いた。その多くを定時制高校の教員として勤務した。

いわゆる青天の霹靂のごとく、一条への転勤。予期せぬ異動。

県立を離れて市立一条へ。

そして最初の職員会議、何の前触れも予備調査もほのめかしもなく、突然のダンス部顧問、

エッ

てなるよな。

なんやろこれ

ってなる。

会議後すぐに校長室に駆け込む。

あのこれって何かの間違いではないですか、と。

まあ、ミスプリントでした。

とはならなかった。

正真正銘の堂々たるダンス部顧問、しかも主顧問というのか。

なんとかしてやってくれ、的大雑把なお言葉を校長からいただきました。ダンス部をなんとかしてやってくれへんか、と。

ほんまかいな、という不思議なこころの地点から始まることになります。

ダンス部顧問という奇妙な人生が、スタートすることになる。

当時2年生の担任、クラスにダンス部員がいてその部員たち3人がOCHOとして今も活躍中です。

その時の新入部員にRYUKIコーチがいます。という、今考えるとレジェンドぶりがなかなか凄まじい感じ。

それでもその頃、ストリートダンスの社会的認知度はかなり低めで、どちらかというと学校文化に馴染まないものとして敬遠される向きもあった。

戦って闘って、そしてたたかって今がある。

なんと闘ってきたんやろ。

いずれにしても戦い続けて来たという自負はございます。

なので諸君、これからもたたかいを続けよう。